ハイノキを植えて後悔することってある?興味あるから害虫対策とかも必要であれば知っておきたいな
ハイノキはヒノキ科ヒノキ属に属する常緑針葉樹の一種。
今回は「ハイノキを植えて後悔すること」を徹底解説します。
本記事では、ハイノキの日当たりから害虫対策まで解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
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ハイノキとは
ハイノキ(学名:Chamaecyparis obtusa)は、ヒノキ科ヒノキ属に属する常緑針葉樹の一種です。日本原産のこの木は、特に日本の森林や庭園、神社などでよく見られます。ハイノキはその美しい樹形と木目、心地よい香りで知られており、建築材や家具、神社の建材などにも利用されます。
ハイノキの木は、耐久性が高く防腐性に優れているため、長い間建築材料として珍重されてきました。また、ハイノキは精油が取れることもあり、その香りがリラクゼーション効果をもたらすため、アロマセラピーなどでも使用されます。
この木は、高さが20メートルから30メートルにもなり、円錐形の美しい姿が特徴です。葉は小さく鱗状で、密に枝についています。ハイノキの木は比較的成長速度が遅いですが、適切な環境と管理のもとで育てられれば、美しい景観を提供することができます。
ハイノキを植えて後悔すること
結論、ハイノキを植えて後悔することは以下の通りです。
- 香りが強い
- 花粉症を誘発する
- 根が浅く強い
- 葉が散りやすい
- 樹脂が多く手入れが大変
- 大きくなりすぎると剪定が困難
順番に見ていきましょう。
後悔①:香りが強い
ハイノキはその独特の香りで知られていますが、これが強すぎると、日常生活に影響を与えることがあります。
例えば、窓を開けたときに強い香りが部屋に充満し、香りに敏感な人にとっては頭痛や気分の悪さを引き起こす原因になるでしょう。また、リラックス効果もありますが、常にその香りがする環境は、すべての人にとって快適とは限りません。
後悔②:花粉症を誘発する
ハイノキ花粉は、春になると多くの人々に花粉症の症状を引き起こす原因の一つです。
花粉が飛散する期間は、特に花粉症の人にとって辛い時期であり、ハイノキを庭に植えてしまうと、自宅が花粉症の症状を悪化させる場所になってしまいます。これは、春の楽しい時期を憂鬱なものに変えてしまうかもしれません。
後悔③:根が浅く強い
ハイノキの根は浅く、しかし非常に強いため、地面を覆うように広がります。これにより、他の植物への影響や、土の浸食を促進させることがあります。
さらに、根が建物の基礎や水道管などに影響を与えることも考えられ、これが原因で高額な修理費用が発生することもあります。
後悔④:葉が散りやすい
ハイノキの葉は一年中落ち続ける性質があり、これが掃除の手間を増加させます。
庭が常に綺麗に保たれていなければならない場合、ハイノキの葉の掃除は意外と大変な労力を要求される作業です。特に風が強い日には、葉が散りやすく、庭だけでなく、近隣にも影響を与えることがあります。
後悔⑤:樹脂が多く手入れが大変
ハイノキは樹脂を多く含むため、その手入れが一般的な木々と比べて困難です。
樹脂が多いと、木のメンテナンス時に工具がベタつく原因となり、清掃がより一層厳しいものになります。また、この樹脂が家の壁や庭の物に付着すると、取り除くのが非常に大変です。
後悔⑥:大きくなりすぎると剪定が困難
ハイノキは非常に大きく成長するため、剪定が非常に困難になります。
大きくなりすぎたハイノキを適切に管理しようとすると、専門の業者を雇う必要があり、これがまた別のコストを発生させます。大きな木は見た目にも迫力がありますが、そのサイズが管理を難しくさせるのです。
ハイノキは日当たりが重要!日陰は避けるべき
ハイノキは日本の風土によく合う木であり、その育成には適切な日当たりが必要です。
ハイノキは日光を好む樹種であり、十分な光があることで健康的に成長します。日当たりが良い場所で育つハイノキは、枝が均等に広がり、樹形も美しく整います。
一方で、日陰で育ったハイノキは、成長が遅くなる傾向があります。光が不足すると、枝の伸びが悪くなり、全体的に密集した形になりがちです。このような状態は、木の内部の通風や光の行き渡りが悪くなるため、病気や害虫の影響を受けやすくなります。
したがって、ハイノキを植える際には、一日中日が当たるような場所を選ぶことが望ましいです。特に若木の場合は、太陽光が直接届く環境で育てることで、より強健な木へと成長させることができます。
ハイノキの害虫対策
ハイノキは美しく、日本の景観にも馴染む木ですが、害虫による被害を受けやすい性質も持っています。
そのため、害虫対策は必須です。主にハイノキに影響を及ぼす害虫には、ハイノキマダラノミハムシやハイノキシンクイムシなどがあります。これらの害虫は葉や枝を食害し、木の成長を阻害します。
害虫の予防としては、まず、定期的な樹木の健康チェックが重要です。異常が見られた場合には、早期の対処が必要です。具体的には、葉や枝に異常が見られたら、それを取り除くことが効果的です。また、自然に優しい方法として、害虫の天敵を利用することも一つの手です。
化学的な方法としては、適切な殺虫剤の使用も考慮する必要がありますが、使用する際は、その影響を最小限に抑えるために、指示通りの適量を守り、適切な時期に散布することが肝要です。
ハイノキを植えて後悔すること:まとめ
- 香りが強い
- 花粉症を誘発する
- 根が浅く強い
- 葉が散りやすい
- 樹脂が多く手入れが大変
- 大きくなりすぎると剪定が困難
ハイノキは美しい外観と清涼感あふれる香りで知られていますが、植えた後に生じる問題点も多いです。香りが非常に強く、敏感な人には不快感を与えることがあります。また、ハイノキ花粉は花粉症を悪化させる原因となり得るため、花粉症の方には特に注意が必要です。
根が強く広がる性質は、他の植物への影響や土壌の問題を引き起こす可能性があり、庭の管理を難しくします。葉が頻繁に落ちるため、定期的な清掃が必須となり、樹脂が多いために手入れが一層困難になります。
成長が早く大きくなりすぎると、適切な剪定が求められ、これが手間とコストの増大を意味します。ハイノキを植える際はこれらの点を考慮し、その特性を理解した上での検討が重要です。美しい景観を求める一方で、その後のメンテナンスにも目を向けるべきでしょう。
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